アメリカ英語の日付(年月日)の表記法|在米19年が解説する関連フレーズと他国との違い

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Last Updated on 03-04-25 by Shinichi

アメリカの日付の表記方法は、日本やイギリスと異なるところがたくさんあります。この記事では、アメリカの日付の一般的な表記方法について説明し、他の国々や日本との違いについても見ていきましょう。

アメリカ英語の一般的な日付の表記法

アメリカ英語では日付は “月/日/年” の順で書くのが普通です。例えば、2024年12月4日は “December 4, 2024”“As of 12/4/2024” と書きます。この書き方では、まず月を書き、その次に日、そして年を書きます。この形式は日本人にとって最初は少し戸惑うことがあり、文化の違いを感じる部分でもあります。

イギリスとの違い

イギリス英語では日付の順番が異なります。通常、“日/月/年” という順番で書きます。例えば、2024年12月4日はイギリスでは “4 December 2024”“4/12/2024” と書かれます。このように、アメリカとイギリスでは月と日の順番が逆なので、数字だけで日付を書くと混乱することがあります。

アメリカの表記法を使う他の国々

アメリカと同じ “月/日/年” の日付表記を使っている国は他にもあります。例えば、フィリピンや**カナダ(英語圏)**の一部でもこの表記が使われることがあります。また、中南米の国々でもアメリカ式の日付表記が使われることがありますが、地域によって異なるので注意が必要です。

“〇年〇月〇日現在” の英訳は “As of”

日本の書類でよく使われる “〇年〇月〇日現在” という表現を英語にするときは、“As of” を使います。例えば、”2024年12月4日現在” は “As of December 4, 2024” または “As of 12/4/2024” と表現します。この “As of” という表現は、特定の日付時点での状況を説明するときによく使われるので、覚えておくと便利です。

日本との違い

日本では通常、日付は “年/月/日” の順で書かれます。例えば、2024年12月4日は “2024年12月4日” と書きます。この順番はアメリカやイギリスとは異なり、まず年を書いてから月と日を続けます。また、日本では正式な書類などで「令和」などの元号を使うこともあります。元号を英語に訳すときは西暦に変換して使えばよいです。

日本式の表記法をアメリカ人も理解できる

私はアメリカの大学で研究をしています。実験データのファイル名に日付を使うことがよくあります。例えば、“20241204Immunoblot1” のように、日本式の日付の順でファイル名をつけるようにお願いしています。この書き方だと、実験の順番がわかりやすく、パソコンでのファイル検索も簡単です。最初はアメリカ人の学生や研究者も少し戸惑いますが、すぐに慣れてくれます。

その他日付に関わる英語表現

日付に関連する英語表現には他にもさまざまなものがあります。以下はいくつかの例です。

  • Retroactive(遡及的): 何かを過去にさかのぼって適用するという意味で使います。例えば、”The law is retroactive to January 1st.”(その法律は1月1日に遡って適用されます)。また、”retroactive salary” という表現は、過去に遡って支払われる給料のことを指します。例えば、”The company decided to give a retroactive salary increase from April.”(会社は4月から遡って給料を増やすことを決定しました)。遡った日付から給料が増えていたと計算して後日その分をまとめて支払います。
  • 何日までに(By a certain date): “by” を使うことで締め切りや期限を示します。例えば、”Please submit the report by December 10th.”(12月10日までにレポートを提出してください)。
  • 何日から(Starting from a certain date): 特定の日から始まることを表すときに使います。例えば、”The new policy will be effective starting from January 1st.”(新しい方針は1月1日から有効です)。
  • 一ヵ月以内(Within a month): 特定の期間内に行うことを表現する際に使います。例えば、”You must complete the application within a month.”(申請は1ヵ月以内に完了しなければなりません)。
  • いついつ以来(Since): 特定の日から続いていることを表すときに使います。例えば、”He has been working here since June 2020.”(彼は2020年6月からここで働いています)。

今日は何日? vs 今日は何曜日?

英語の表現で混乱しやすい「日付」と「曜日」の違いについて紹介します。20年住んでいても間違えそうになることがあるので、参考にしてください。

今日は何日?

  • What day is it today?

「day」という単語は「日付」と「曜日」の両方を意味しますが、この表現では通常「今日は何日?」と「日付」を尋ねていることになります。

今日は何曜日?

  • What day of the week is it today?

「曜日」を正確に尋ねたい場合は「What day of the week…?」と聞くと誤解を避けられます。

曜日を知りたいときは「What day of the week…?」を使うと混乱がなく、聞きたい情報を正確に得ることができます。

英語の微妙なニュアンスに戸惑うことも多いですが、こうした違いを覚えておくと、日常会話がもっとスムーズになります。同じように混乱している方の参考になれば幸いです!

まとめ

アメリカ英語の日付の表記は “月/日/年” の順番で、イギリス英語や日本語の表記法とは異なります。特に数字だけで日付を書く場合には、混乱を避けるために注意が必要です。また、“As of” という表現を覚えておくと、日付に関する英語表現がもっとスムーズになります。これらの違いを理解することで、異なる文化圏での日付の読み方や書き方がより簡単になります。

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最終更新日 12/29/2024

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