英語の曜日には、深い歴史的背景やユニークな略称、さらには面白い別表現やスラングがあります。それぞれの曜日は古代の神話や天体に由来し、その名には興味深い物語が隠されています。また、略称を使うことで日々の生活で時間の節約ができ、ユニークな別名やスラングを使うことで、英語の会話をより楽しくすることができます。
この記事では、英語の曜日の由来、略称、そして日常会話を彩る面白い表現について紹介します。これらを知ることで、英語学習に深みが増し、会話の中での小さなトピックとしても楽しむことができるでしょう。
曜日英語表記の由来
英語の曜日の名前は古代の神話や天体に由来しており、それぞれの名称には深い歴史的背景があります。ここでは、各曜日の由来についてご紹介します：
- Monday: “Moon’s day”（月の日） – 月に由来しています。ラテン語で”dies Lunae”（ルナの日）から来ており、月の神ルナにちなんでいます。
- Tuesday: “Tiw’s day”（ティウの日） – 北欧神話の戦いの神、ティウ（Tiw）に由来しています。ローマ神話の戦の神マルス（Mars）に対応します。
- Wednesday: “Woden’s day”（ウォーデンの日） – 北欧神話の主神、オーディン（Woden）に由来しています。ラテン語の”dies Mercurii”（水星の日）に対応します。
- Thursday: “Thor’s day”（トールの日） – 北欧神話の雷神、トール（Thor）に由来しています。ラテン語で”dies Iovis”（木星の日）から来ており、ジュピター（Jupiter）に対応します。
- Friday: “Frigg’s day”（フリッグの日） – 愛と美の女神、フリッグ（Frigg）に由来しています。ローマ神話のヴィーナス（Venus）に対応します。
- Saturday: “Saturn’s day”（サターンの日） – ローマ神話の農耕の神、サターン（Saturn）に由来しています。ラテン語の”dies Saturni”（サターンの日）から来ています。
- Sunday: “Sun’s day”（太陽の日） – 太陽に由来しています。ラテン語で”dies Solis”（太陽の日）から来ており、太陽そのものを象徴しています。
曜日の名前には、それぞれ古代の神話や天文学に基づく意味が込められており、単なる名前以上の歴史的背景があります。こうした由来を知ることで、英語の曜日に対する理解がより深まることでしょう。
曜日英語表記の略称一覧
英語では、曜日は2文字または3文字に略されることが多く、ビジネス文書やカレンダー、SNSの投稿など、日常的に目にする場面が多々あります。各曜日の略称を見てみましょう：
- Monday (月曜日) : Mon, Mo
- Tuesday (火曜日) : Tue, Tu
- Wednesday (水曜日) : Wed, We
- Thursday (木曜日) : Thu, Th
- Friday (金曜日) : Fri, Fr
- Saturday (土曜日) : Sat, Sa
- Sunday (日曜日) : Sun, Su
これらの略称は、ほとんどの場合、最初の3文字が使用されますが、注意が必要なのはThursday (木曜日)です。”Thu”という略称が一般的で、3文字目が”r”でなく”u”になっています。
よくある間違い
英語の曜日の略称を使う際、よく間違えられるのがTuesdayとThursdayです。この2つの曜日は”Tue”と”Thu”と似た略称を持っているため、混同しやすいです。また、Wednesdayはスペルが長く複雑なため、略称が使われることで混乱を避けやすくなります。
略称の使い方
略称は、限られたスペースに曜日を表示する際にとても便利です。例えば、カレンダーアプリや手帳に曜日を書くとき、フルスペルで書くとスペースが足りなくなることがありますよね？そのようなときに略称を使うことで、簡潔に表示することができます。また、予定をメモしたり、ビジネスの予定表に書き込むときにも、略称が使われることで視認性が上がり便利です。
略称の発音に注意
略称は書くときに使うことが多いですが、発音する場合にも注意が必要です。例えば、”Wed”を発音する際には”ウェド”と発音するのではなく、通常の”Wednesday”の発音と同じように”ウェンズデイ”と読みます。略称はあくまで書くときの省略形であり、発音は変わりません。
面白い英語の別表記やスラング
月曜日: Monday
月曜日といえば、週の始まりで気が重いことが多い日。そんな月曜日を表現する言葉はこちら！月曜日は多くの人にとって、休み明けのだるさを感じる日ですが、そんな気持ちを少し和らげるような面白い呼び名があります。
- Manic Monday
忙しくてバタバタする月曜日のこと。The Banglesの名曲から生まれた表現です。月曜日の忙しさをユーモラスに捉えたこの表現は、多くの人に共感を呼びます。 - Monday Blues
月曜日特有の憂鬱な気分を指します。週末が終わり、新しい一週間が始まることで感じるブルーな気分をそのまま表現しています。 - Case of the Mondays
月曜日のだるさや無気力感を軽く皮肉った表現です。職場などで「また月曜日か…」という気持ちを軽く笑い飛ばす感じで使われます。
火曜日: Tuesday
週の初めを抜けて、少し落ち着く火曜日。こんな楽しい呼び方があります。火曜日になると、月曜日のだるさが少し和らぎ、少しずつ日常のリズムに戻る感じがしますよね。
- Taco Tuesday
アメリカでは火曜日になると、多くのレストランでタコスが割引になる習慣があります。SNSでも人気のフレーズです！タコスを楽しむ火曜日として定着しており、友達とタコスをシェアする楽しい時間を過ごす日です。 - Choose-day
Tuesdayの発音に「Choose（選ぶ）」をかけた遊び心ある表現。「今日を自分の選択で楽しもう」というポジティブなメッセージも込められています。火曜日を自分の選択で積極的に過ごそうという意識を持つことで、気分もアップします。
水曜日: Wednesday
週の真ん中で、多くの人が「もう少しで週末だ！」と思う日。この気持ちを表現するのが以下の言葉。週の折り返し地点であり、ここから先は週末に向けて頑張るというモチベーションが高まる日です。
- Hump Day
「週の山を越える日」という意味。水曜日を乗り越えれば、週末まであと少し！この表現は、週の真ん中を乗り越えることを象徴しており、水曜日を頑張るための励ましにもなります。 - Midweek
シンプルに「週の中日」という意味で使われます。週の真ん中で、リズムを取り戻して後半戦に向けて気を引き締める感じです。
木曜日: Thursday
週末が近づき、ワクワク感が高まる木曜日。SNSやカジュアルな会話でこんな表現を使います。週末の準備をし始める日でもあり、期待が膨らむタイミングです。
- Throwback Thursday (TBT)
過去の思い出や懐かしい写真をシェアする習慣。Instagramなどで特に人気です。木曜日に昔の思い出を振り返ることで、ちょっとしたノスタルジックな気分を楽しむことができます。 - Thirsty Thursday
週末を前にお酒を楽しむ木曜日を指す言葉。大学生や若者の間でよく使われます。週末を待ちきれず、軽く一杯楽しむ日として親しまれています。
金曜日: Friday
待ちに待った金曜日！週末の楽しみを前に、金曜日を祝う表現がたくさんあります。金曜日は多くの人にとって、一週間の終わりを祝う特別な日です。
- TGIF (Thank God It’s Friday)
「金曜日でよかった！」という感謝の気持ちを表す略語です。長い一週間を乗り越えて、週末を迎える喜びを表現しています。この名前のレストランがあります。金曜日だけ営業というわけではありません。 - Fri-yay
「Friday（金曜日）」と「Yay（やったー！）」を組み合わせたスラングで、楽しい気分を強調します。金曜日の開放感や週末への期待感を表すのにぴったりです。 - Casual Friday
職場でカジュアルな服装が許される金曜日を指す言葉です。普段よりリラックスした雰囲気で働くことで、週末の気分を先取りすることができます。
土曜日: Saturday
週末の始まり！土曜日ならではの楽しみを表す表現はこちら。土曜日は、仕事や学校から解放され、自分の時間を思い切り楽しむ日です。
- Caturday
ネコ好きがSNSで猫の写真を投稿する日。猫好きにはたまりません！土曜日に猫の写真をシェアすることで、癒しを感じる人が多いです。 - Saturday Night Fever
映画タイトルから生まれた言葉で、土曜の夜にパーティーやダンスを楽しむ雰囲気を表します。友達と集まって楽しむ夜として、特別な時間を過ごすイメージです。
日曜日: Sunday
週末の締めくくりに、ゆっくり過ごしたい日曜日。こんな表現がぴったりです。日曜日は、リラックスして次の週に備えるための日でもあります。
- Sunday Funday
日曜日を楽しく過ごすポジティブな表現です。友達や家族と一緒にアウトドアを楽しんだり、趣味に時間を費やすのにぴったりの日です。 - Lazy Sunday
家でゴロゴロしたり、リラックスして過ごす日曜日を表現します。何もせずにのんびりすることで、心身をリフレッシュさせる大切な時間です。
曜日の英語表現-略称・由来・おもしろ表現-まとめ
英語の曜日の略称は、簡潔に情報を伝える手段としてとても便利です。ビジネスや日常のコミュニケーションでよく使われるため、ぜひ覚えて活用してみてください。特に”Tue”と”Thu”の違いには気をつけて、間違えないようにしましょう。
また、曜日に関するユニークな呼び名やスラングを使うことで、会話の中に少し遊び心を加えてみるのもおすすめです。英語学習を進める中で、細かいことに注意を払うことが上達の鍵です。これを機に、曜日の略称とユニークな表現をマスターして、英語のカレンダーや予定表に自信を持って取り組んでみましょう！
毎日を少し楽しく、親しみやすくするために、英語の曜日の略称とスラングをぜひ活用してみてください。
最終更新日：12/29/2024