
Last Updated on 04-10-25 by Shinichi
ワードプレスでAmazonアソシエイトなどのアフィリエイトリンクを設定する際に、または外部リンク・内部リンクを貼るときに、こんなことで困ったことはありませんか?
- どの項目をオンにすればいいの?
- 「noreferrer」って何?消しても大丈夫?
- 「sponsored」って何?本当に必要?
実は、使用しているテーマやエディター(クラシック/ブロック)、あるいはプラグインによって、リンク設定画面に表示される選択肢は異なるため、迷いやすいのです。
この記事では、表示される可能性のある全ての選択肢をリストアップし、それぞれの意味と役割を分かりやすく解説します。そのうえで、アフィリエイトリンク・外部リンク・内部リンクごとに、収益性・SEO・セキュリティの観点から最適な設定を紹介します。
設定次第で、収益を逃す可能性もあるので、ぜひ最後までご確認ください。
どの設定を選べば良いのか?
ワードプレスでアフィリエイトリンクを設定する際、アフィリエイトリンク先をペーストするのは分かるものの、多くの人が以下のような疑問を持つかもしれません。


- 画像リンク・テキストリンクの違いは?
- 「新しいタブで開く」は有効にすべき?
noreferrer
やnoopener
は何のためにあるのか?- リンクCSSは記入するべきか?
- SEO対策として「検索エンジンはこのリンクを無視する」を選ぶべき?
- 「スポンサーリンクまたは広告です」をチェックする必要がある?
この記事では、収益を逃さないための最適な設定方法を解説します。
「新しいタブで開く」をスイッチオンまでは何となく分かるけど….
リンク設定画面に表示される可能性のある選択肢一覧
使用しているエディターやプラグインにより、以下のような設定項目が表示されることがあります。
- 新しいタブで開く:
target="_blank"
を付加し、リンク先を別タブで開く設定です。これをオンにすると、ユーザーが現在のページを離れることなく外部リンクやアフィリエイトリンクを閲覧できるようになり、回遊性や滞在時間の維持に役立ちます。 - 検索エンジンはこのリンクを無視する(nofollow):SEO対策の一環で、検索エンジンにリンク評価を与えない設定です。これをオンにすると、Googleなどの検索エンジンがそのリンク先をたどっても、検索順位の評価に使わないように指示できます。
たとえばアフィリエイトリンクでこれをオンにしておくと、自分のサイトからそのリンク先(例:Amazon)にSEOの力が渡らず、Googleから「広告リンク」として正しく認識されるため、自サイトの評価が下がるのを防げます。
内部リンクでは絶対にオフ(付けない)にすべきです。なぜなら、自サイト内の評価を高めたりページ同士をつなげる「内部リンク効果」が失われてしまうからです。
外部リンクの場合は内容によります。たとえば信頼性の低いサイトや一時的な引用などであればオン、ニュースサイトなど評価しても問題ない相手にはオフで構いません。 - これはスポンサーリンクまたは広告です(sponsored):
rel="sponsored"
を付加し、広告であることを明示します。アフィリエイトリンクではこの設定をオンにすることが推奨されています。Googleがこのリンクを広告として正しく判断し、SEO評価に悪影響を与えないためです。一方、広告ではない通常の外部リンクや内部リンクには付けないようにしましょう。 - noopener:セキュリティ対策用の設定で、新しいタブでリンクを開く際に自動的に追加される属性です。これにより、リンク先のページが元のページの情報へアクセスするのを防ぎ、悪意あるスクリプトなどからの被害を防止します。特にアフィリエイトリンクや外部リンクでは、この属性があることで安全性が保たれるため、削除しないようにしましょう。
- noreferrer:リファラー情報(どこから来たか)を渡さない設定です。これをオンにすると、リンクをクリックしたユーザーがどのサイトから来たのかという情報がリンク先に送られなくなります。アフィリエイトリンクではこの情報(リファラー)が報酬のトラッキングに使われることがあるため、noreferrer をオンにしてしまうと成果が正しくカウントされない可能性があります。そのため、アフィリエイトリンクではオフ(削除)が基本です。
一方、外部リンク(アフィリエイトではない)ではリファラーを送らないことで個人情報保護やプライバシー配慮につながるケースもあり、オンにしても問題ありません。
内部リンクでは、ユーザーの動線分析などにもリファラーが役立つため、特にnoreferrerを付ける必要はなく、オフのままでOKです。 - リンクCSSクラス:この項目では、リンクに適用したいCSSのクラス名を入力できます。たとえば、特定のリンクだけ色やサイズ、下線などのスタイルを変えたい場合に使用します。テーマやデザインによっては、ここに特定のクラス名を指定することで、ボタン風のデザインにしたり、アニメーションをつけたりすることも可能です。特にデザインにこだわらない場合や通常のリンクとして表示したい場合は、空欄のままで問題ありません。
- UGC(User Generated Content): UGC属性は、ユーザーが生成したコンテンツ内のリンクに対して使用されます。例えば、ブログのコメント欄やフォーラムの投稿など、サイト運営者以外のユーザーが作成したリンクに適用します。
この属性を使用することで、検索エンジンに対して「このリンクはユーザー(読者)によって作成されたものであり、サイト運営者が直接関与していない」ことを示すことができます。これにより、スパムリンクの影響を軽減し、サイトの信頼性を保つのに役立ちます。
UGC属性は、あくまで「ユーザーが生成したコンテンツ内のリンク」に対して使うべきものであり、サイト運営者が記事内に貼るリンクには基本的に付ける必要はありません。
リンクの種類別:最適な設定方法
✅ アフィリエイトリンク(Amazonアソシエイトなど)の場合
目標:リファラー情報を正しく渡しつつ、SEO・セキュリティ面も考慮する
- 「新しいタブで開く」 → オン
- 「nofollow」 → オン
- 「sponsored」 → オン
noopener
→ 自動で挿入される(削除しない)noreferrer
→ 挿入されている場合は 削除- 「リンクCSSクラス」 → 任意(特別なスタイルがないなら空欄)
HTML例(画像リンク):
<a href="https://www.amazon.co.jp/dp/XXXXXX?tag=yourid-22" target="_blank" rel="sponsored noopener">
<img src="画像URL" alt="商品名">
</a>
✅ 外部リンク(一般的な外部サイトへの参照)
目標:SEOを保ちつつ、安全性を担保
- 「新しいタブで開く」 → オン
- 「nofollow」 → コンテンツ次第で判断
- 「sponsored」 → 広告・紹介料発生する場合のみオン
noopener
→ 削除しないnoreferrer
→ 任意(通常は残してOK)
✅ 内部リンク(自サイト内の別ページ)
目標:サイト内部の回遊性アップ。SEO向上も意識
- 「新しいタブで開く」 → オフ推奨
- 「nofollow」 → オフ
- 「sponsored」 → 不要
noopener / noreferrer
→ 不要(自サイト内のため)
ワードプレスでリンクを最適化 まとめ
ワードプレスでリンクを最適化:まとめ表
設定項目 | アフィリエイトリンク | 外部リンク | 内部リンク(※) |
---|---|---|---|
新しいタブで開く | ✅(オンが基本) | ✅(オン推奨) | △(希望に応じて) |
nofollow | ✅(必須) | △(相手による) | ❌(オフ) |
sponsored | ✅(必須) | △(広告なら) | ❌(不要) |
noopener | ✅(自動で追加) | ✅(自動で追加) | ❌(不要) |
noreferrer | ❌(削除すべき) | △(必要に応じて) | ❌(不要) |
ugc | ❌(不要) | △(ユーザー投稿なら) | ❌(不要) |
✅:チェックまたはオン ❌:削除またはオフ △:状況に応じて設定
※内部リンクで「新しいタブで開く」を使うかどうかは、ユーザー体験の設計次第です。たとえば、記事の途中で補足情報を開かせたい場合や、別ページに長く滞在させたい場合にはオンにするのも有効です。一方、ユーザーの自然な遷移を重視するならオフのままで構いません。
WordPressでのリンク設定は、シンプルに見えて意外と奥深いもの。ちょっとした設定の違いが、収益やSEO、安全性に大きく影響することもあります。使用しているテーマやプラグインの仕様に応じて、この記事を参考に最適なリンク設定を行いましょう。
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